baixuemaoの日記

日々の所感と備忘録

英語と中国語

以前中国語を学習した時は、英語との類似点が多いなという印象が強かった。I love you と我爱你のようなSVOの文型も、Rの音の発音も類似性が高いと感じていた。でも今回学び直してみて、実は日本語との類似点も多いということがわかった。つくづく前回学習した時は、ただ週に1回レッスンを受けていただけだったんだと実感する。

中国語のように音の多い言語の話者は、英語の発音やリスニングはそれほど難しくないんだろうなという印象は変わらない。実際中国のドラマを見ていて、俳優が英語の台詞を喋るシーンなんかは発音がキレイな人が多い気がする(吹き替えの可能性もあるけど)。私自身も中国語を学習していて、英語のリスニング力が少しだけ上がったような気がするのは気のせいだろうか。

热烈 One and Only

今年日本で公開された王一博主演の3作品の中では一番面白かった。ダンスシーンはすごく見応えがあったし、人との絆の描き方も良かった。

王一博が演じた3つのキャラクターの共通点としては、口数があまり多くなくて感情を内に秘めるタイプ。でもどのキャラクターも違う人物としてきちんと演じ分けていたのは、彼の演技力の賜物なんだろうな。

 

学習強化月間

気がつけば中国語の学習を始めて6ヶ月目に突入。今月は溜まりに溜まった4ヶ月分のテレビ版中国語講座を毎日やるのが目標。本当は1週間に1回の番組だから、毎日やれば1ヶ月で終わるはず。

主にインプットばかりで、問題を解いたり自分で文章を作ってみることをあまりしてこなかったので、問題集を使った学習も取り入れて行こうと思う。

目力(めぢから)

国語辞典によると、目力(めぢから)とは

目の表情や視線が他人に与える印象。特に、その人の意志や内面の強さなどが現れているように感じさせる目の表情。視線自体から感じる圧力・圧迫感。

目力をGoogle翻訳で中国語に訳すと、眼力(yǎnlì)と出てくる。中国語の眼力とは、視力のことを指すらしい。日本語ネイティブで目力を視力の意味で使う人はいないだろうし、目力のことを言いたくて中国語で眼力と言っても本来の意味が伝わらないだろう。

文章にしてみたらどうなるのかと思って、「彼は目力が強い。」で翻訳してみると、「他有一双强大的眼睛。」(彼は力強い目を持っています。)と出てきた。これならまだ「他有眼力」と言うより意味は伝わりそう。ちなみに英語に翻訳してみると He has a strong gaze.(彼は強い視線を持っています。)

 

他の言語に訳した時に、ぴったりな表現が見つからない言葉がある。中国語にも日本語にはない表現がある。英語のmissにあたる想(xiǎng)もそうだ。前に台湾のバラエティ番組で、台湾で活動している日本人タレントが「日文没有好想」とか言っていて、台湾人の司会者が「好想がないの⁈」と驚いていたのが印象に残っている。確かに日本語には、何かを恋しく思う気持ちを一言で表す言葉はない。昔はあったけど使わなくなったのか、元々そういう言葉はなかったのか?

その言語にしかない表現を覚えるのも言語学習の醍醐味だと思う。そういう意味では、目力は日本語独特の言葉なのかもしれない。

长空之王 BORN TO FLY

今年日本で公開される、王一博主演映画の第二作目「ボーン・トゥ・フライ」を見てきた。

王一博が演じるレイ・ユーは、信念を持った人物というのは伝わってきたんだけど、もう少し空軍パイロットにかける思いの根幹を描いてほしかったかな。

詳細な人物像よりも、試験飛行とそれに携わる人々に焦点を当てた作品なんだろうな。とは言え、スケールの大きな作品はスクリーン映えするから、映画館で見る意義は大いに感じた。

「映画は誰が監督かで見る作品を決めるものだ」と言われたことがある。監督が誰かやストーリーで見る作品を決めることはあるけれど、私の場合は俳優で見る作品を決めることが断然多い。

以前は最低でも月に1回は映画館で映画を見ていたけれど、最近はめっきりその機会が減ってしまった。気になる俳優さんの公開作品があると映画館に行くきっかけになるから、私の最推し俳優さんも映画に出てほしいな…。

 

モチベーション

中国語の学び直しをスタートして3ヶ月目に突入した。驚いたことにモチベーションを保ち続けている。まだ数ヶ月、とはいえ面倒くさいとか苦痛に感じていたらとっくに止めているはず。楽しんで続けられているのは素直に嬉しい。

今やっているのはNHKラジオ講座、音声教材やYouTubeでの発音練習、単語学習、最近は文法の学習も始めた。NHKテレビ講座の方は、録画はしているけど溜まっている状態。テキストは毎月入手するようにしているので、後追いで学習すれば良いかなと思っている。

おそらく言語学習においては、その言語に触れる機会をどれだけ多く作れるかが重要だ。学んだ単語やフレーズがドラマのセリフに出てきて、そこだけ抜き出したように聞き取れた時はすごく嬉しい。多分それが、もっと分かるようになりたいという更なるモチベーションになっている。

以前香港人の友人が、日本語を勉強する前は意味がわからないまま日本語の歌を聴いていたけれど、日本語を勉強してから聴き直したら、歌詞の意味が理解できてすごく感動したという話をしていた。きっと意味がストンと入ってくるような感覚なんだろうな。私はまだまだ初心者で、理解するまでには及ばないけど、いつかその感動を味わいたい。

簡単じゃない簡体字

中国語でも日本語でも同じ漢字が使われている場合は発音を覚えれば良いので、そこは漢字が分かるアドバンテージだと思う。でも簡体字の中でなかなか慣れない文字がある。

私の場合、車の簡体字「车」や東の簡体字「东」に苦手意識がある。先日単語の学習をしていて、「锻duàn liàn」(鍛える)という単語が出てきた。この「炼」という字の右側が記号のような感じがして捉えどころがない。文字を見過ぎてゲシュタルト崩壊しそうになる。

他にも「別」→「别」、「変化」→「变化」など、よく見ると日本の漢字とは若干違うものがあって、面白いと言えば面白い。でもこの若干違う漢字は日常生活で間違いを起こしそうだ。簡体字を知らない人なら「別」を「别」と書くことはまずないから、会社で「◯◯は便でお送りします」なんてメモ書きをしたとしたら、単に漢字を間違えた人になりそう。

結局は慣れと記憶の定着の問題なんだろうな。まだまだ場数が足りないということか。単語を書いて覚えるのは非効率的だという人もいるけど、文字そのものを覚えるには、見るだけより実際に書いた方が覚えられる気がする。苦手な文字を毎日書いてたら、そのうち定着するかな?